マイケル・ディクソン Michael Dixon

マイケル・ディクソン 

2012月11月3日、福岡市で開催されたラリー・ドッシー博士の講演会で、Dr.マイケル・デクソン博士の名前を知りました。

画像の説明
(C)College of Medicine

ツルネン・マルテイ  メルマガNo:409より

原典:http://melma.com/backnumber_151325_4668722/

環境と調和し、自らの手で健康と安寧を実現する。そのような方針で動き出した統合健康センターがイギリスにある。センター長はマイケル・ディクソン医学博士。彼は医師になって30年、そのうちの25 年間はある田舎町で地域のかかりつけ医(GP:一般診療医)として働いてきた。

GPは自分の診療所に来所する患者を診てきたが、来所前と来所後の患者の生活に変化を与えることはできなかった。また、そもそも患者が病気にならないようにすること、患者が自分自身の健康や幸福を自立的に達成するための知識や技能を提供することなどを議論してきた。そこで、心と身体の統合ケアの基地として、昨年「カルムバレー統合健康センター」を設立した。

ここで、マイケル・ディクソン博士との出会いを書いておく。

2009年11月3日、東京で開催された「心と身体の統合医療」というシンポジウムで基調講演を行ったのがディクソン博士だった。主催は「岡田茂吉研究会」(岡田茂吉(1882-1955)は世界救世教の教祖であり自然農法の提唱者でもある。

救世教は現在も岡田思想に基づいて有機農業の推進に取り組み、EM運動にも参加している)、パネラーには「ホリスティック(全体論的)医学の専門家たちや代替医療の代表者たちが参加した。
私も以前から、健康管理には農・食・医の統合が不可欠であると確信していたので、このシンポジウムが勉強になると考え参加したわけである。

ディクソン博士が「統合医療」について詳しく述べた、その概要を以下に紹介したい。

○ 統合医療は「人間まるごと」を対象にしています。「治療を必要としている病気または臓器をもったブラックボックス」としての患者に接するのではなく、歴史・文化・信念をもったひとりの人間としての患者に接し、それらの条件をすべて勘案しながら治療方針を立てるのです。

○ 統合という考え方の「アップストリーム」(大もと)は、健康を社会や自然とは無関係な実体としてではなく、ありとあらゆる要因に依存しているなにものかとして見る見方にあります。

「カルムバレー統合健康センター」は、GPの役割を診察室の外にまで拡大し、患者に対して格段のサービスを提供するという、実にユニークなセンターとなっている。敷地内にある有機農法の菜園やハーブガーデン(ガーデンの生け垣は人体のかたちをしており、それぞれの部分に効果のあるハーブが植えられている)を見れば、健康にとって栄養や環境が大切だということが見て取れる。

センターに入ると、ヘルスフードのカフェがあり、地元でとれた新鮮な食材を使った料理と、病状に応じた効能のあるジュースや健康ドリンクを提供している。このカフェは患者自身で経営している。 さらに、「ライフチェック・ルーム」という部屋では、健康の状態をコンピュータでチェックすることができる。

また、付属の「ケアファーム」(治療的な農園)も計画中である。これは薬物やアルコール依存、抑うつ状態など、さまざまなことで悩んでいる患者に農園で汗を流してもらい健康回復を促すものである。自然と親しむ機会や他者と交わる機会をふやし、大地からの収穫によって達成感を味わうことが健康回復の一助となると考えている。

要するに、患者ができるかぎり自分で自身の世話をし、仲間と互いに世話をしあえるようなセンター試みているのだ。

「癒しという概念は自然と密接に結びついている。ひとりひとりの人間には自然から、たがいに癒しあう能力、自分自身の健康を増進し、未来や運命を左右する能力が与えられている」と博士は述べだ。

ディクソン博士のこの概念は、岡田茂吉思想からの影響を受けている。実は、ディクソン博士の来日は今回で二度目である。1998年に初来日した際、岡田茂吉の思想に出会い、その思想から学んだことを10年の時を経てこの「統合健康センター」という形に結実させたのだ。

岡田思想には、「自己よりも他者を優先するという考え方、そして医師や補完医療の治療家などプロフェショナルの手を借りなくても、癒しと食、環境の美化(アート・オブ・リビング)の実践により、自分自身や周囲の人々の健康と安寧を実現できる」という概念がある。その思想がイギリスでも公共の利益のために活用されはじめている。そのことは、私を含むシンポジウムに参加した人々に大きな励ましになったに違いない。  

「心と身体の統合医療」が普及すればするほどそのメリットは大きい。医療コストは削減し、個人と社会が元気になる。さらに、プロの医師や治療家の必要が少ない「脱病院化」社会の導入も可能となり、まさに未来の統合健康管理の概念である。

以上の報告はディクソン博士の英語スピーチ資料とその日本語訳から、私自身がまとめたものである (ツルネン・マルテイ:参議院議員)。 2009年11月11日
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ブログ「ボイスの品格」2009/11/04 より

原典:http://attakavoice.blog102.fc2.com/blog-entry-949.html

今日は、京都でマイケル・ディクソン博士の講演を聞いてきました~
チャールズ皇太子総合健康財団医療顧問でいらっしゃるそうです
健康は自己責任であること
互いの助けあいが必要であること
自身のコミュニティー内での疾病予防、健康増進
この3点を結論としてあげていらっしゃいました

現代医療は医療中毒者を創り上げているだけ
自分たちの健康増進を自分たちができるよう支援する
医療機関づくりを目指していらっしゃるとのことでした

地域に根ざして、地域の方を大事に
大地を耕して作物を作ったり、
共に作業する喜びを見出したりできるような
ヘルスセンター運営をしていらっしゃいます
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世界救世教 いづのめ教団Webサイトより

原典:http://www.izunome.jp/topic_show_3_28.html?scmsriid=38ac4da6a5577e78bd62cf3bf8fab301

患者同士、地域住民同士が癒し合える、画期的な健康増進センターが、イギリスのデボン州に設立(2008年)され、日本の雑誌にも大きく掲載されました。カルム・バレー総合健康センターと呼ばれるこの施設は、医師主導の対症療法から脱して、自然治癒力を高める補完代替医療を取り入れた統合医療を行っています。

12人の医師がいますが、センターの役目は、地域住民の健康意識を高めて普段から自らがケアできるように啓蒙し、診察室に通わなければならない人を減らすことです。有機農法の菜園やヘルスフードカフェなどもあり、セラピールームでは複数の治療家が補完代替医療を施します。各種セラピー教室も開かれ、中でもジョウレイ教室は、地元の人たちに人気だそうです。

実はこのジョウレイ、日本で誕生しました。世界救世教教祖・岡田茂吉師(1882~1955)が始めた救いの直接的な手段です。

コミュニケーションとしてのジョウレイ

同センター医師のリーダーで、NHS(英国国営保健サービス)連盟議長として国の医療改革に取り組み、チャールズ皇太子に統合医療推進をまかされている医師マイケル・ディクソン博士は、「センターを設立する上で、岡田茂吉思想が、考え方、実践方法の両方において、大きな力になりました。自分より他者を優先し、医師や治療家などの手を借りなくても、自分たち自身が互いの健康と治療に貢献できることが、岡田茂吉思想の重要な考え方です」と語ります。

ジョウレイは、取り次ぎ者が15~30分間、対面した相手に手のひらをかざして行うのが基本です。家族同士で行えるため、イギリスではファミリーヒーリングとして紹介されています。実践者でもあるディクソン博士は、「家族同士の関係も確実に向上します」と、ジョウレイがコミュニケーション媒体としての機能があることも強調します。

国境・民族・宗教を超えて200万人が実践

ディクソン博士は、日本での調査結果にも注目しています。約8000人を対象としたジョウレイ実践者の調査では、通院など医療サービスを月1回以上利用している人は、内閣府調査の約80%に対し、約30%でした。当然のことながら医療費にも反映され、全国平均よりも約30%低く、健康保険のコスト削減にも貢献しています。これらの人たちは、ジョウレイと合わせて、岡田茂吉式ライフスタルである自然食や生活の芸術化を積極的に取り入れた暮らしをしています。

ディクソン博士は、このようなライフスタイルをイギリス人も実践したら、「莫大な医療費を節減でき、英国における個人と社会の健康増進、および自助能力の増進に大きく貢献することができるはずです」と期待しています。

ジョウレイは、現在、カトリックの国ブラジルや仏教の国タイをはじめ、世界78か国、約200万人が実践しています。国境、民族、宗教を超えて、誰もが家族同士でできる点が、受け入れられている理由なのでしょう。ジョウレイが海外から逆輸入される日が訪れるかもしれません。 2011年2月

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